人生の色
青空太極拳。朝の清々しい空気を身体に心にいっぱい感じた時間だった。
数日前に「5日の朝に公園で青空太極拳をするので参加しませんか」と、懐かしいあやさんから連絡をもらった。
太極拳の教室を405の部屋で夜に開催していたころの思い出が蘇った。あのころは左手の腫瘍がまだ大きくていつも包帯を巻いていた。
今日桜の木の下で太極拳をしているひとときの中、思わず涙が浮かんでしまった。何故だか今でもわからないけれど。
桜の花が風に舞う光景が美しかった。あやさんと久しぶりにゆっくりお話できたこともうれしかった。清明のはじまりの日。窓部屋の始まりの日。感謝であふれた日だった。
貸し部屋のお掃除をして、帰りに地下のお花屋さんに寄ったら素敵な自転車が! 笠置さんにお花を生けてもらっている間も自転車が気になってしかたない。すこしハンドルを触らせてもらった。左手がしっかり動いてる!
もう動かないとあきらめていたけれど私の左手はがんばってるんだと、生きてるんだという思いがこみあげてうれしかった。
この自転車はスイスのものらしくとっても高額なのを知り一瞬落ち込んだが、でも自転車に乗るという今年の夢には一歩近づいた。
いろんな思いを感じた1日。日々を重ねているんだなぁと思う。喜びも哀しみもいろんな色で重ねていきたい。
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